東京脳神経センター病院

正常圧水頭症センターのご案内

 当センターでは特発性正常圧水頭症(iNPH: idiopathic Normal Pressure Hydrocephalus)と、「脳脊髄液減少症」と呼ばれている病気の診断と治療を行っています。
 これらの病気と、病態や症状などで似た点のある、二次性正常圧水頭症(sNPH: secondary Normal Pressure Hydrocephalus)、軽度外傷性脳損傷(mTBI: mild Traumatic Brain Injury)、慢性外傷後頭痛(CPTH: Chronic Post-traumatic Headache)、子宮頸癌ワクチンの副反応(子宮頸癌ワクチン関連神経免疫不全症候群、HANS: HPV Vaccine Associated Neuropathic Syndrome)、起立性調節障害(OD: Orthostatic Dysregulation)、線維筋痛症(FM: Fibromyalgia)、慢性疲労症候群(CFS: Chronic Fatigue Syndrome)
などの診療も行っています。担当医は脳神経外科専門医の髙木清です。

特発性正常圧水頭症(iNPH)は、
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0038/G0000352/0023
忘れっぽい(認知症、痴呆症)、 おもらしをする(尿失禁)、ころびやすい(歩行障害)など、「年のせい」にされてしまいがちな症状の原因となる病気の一つです。正しく診断されれば、たとえ脳梗塞や脳出血などの脳血管障害や、髄膜腫のような良性脳腫瘍の合併があっても、比較的簡単な手術によって症状の改善が期待できます。

 わが国で「脳脊髄液減少症」と呼ばれている疾患の内で外傷に関連するものは、欧米で軽度外傷性脳損傷(mTBI: mild Traumatic Brain Injury)あるいは慢性外傷後頭痛(CPTH: Chronic Posttraumatic Headache)と呼ばれている病態とほぼ同じだと思われます。この点については、インターネットで病気の原因や症状を調べてみると分かります。追突事故などの軽い頭頸部外傷の後、頭痛、頸部痛、記銘力低下、めまい、目がかすむ、目の焦点が合わない、光がまぶしい、全身が痛む、原因不明の脱力、歩行時にふらつくなど様々な症状が長期間続き、会社や学校を休まなければならないほど深刻なのに、現代の最先端のCTやMRIなどの画像検査でも症状を説明できる異常が見つからない病気です。そのために詐病扱いされたり、心の病とされることも珍しくありません。幸いなことに、最近では硬膜外酸素注入療法や硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ)などの様々な治療により、9割以上の患者で症状の改善がみられ、約6割の患者が社会復帰しています(当センターでの治療経験)。

 「脳脊髄液減少症」と呼ばれている疾患の症状には、頭痛やめまいだけではなく、疲れやすい、体が痛い、微熱が続く、視力が落ちた、集中力が落ちた、記憶力が落ちたなどの非常に多くのものが挙げられています(脳脊髄液減少症ガイドライン2007
(http://www.npo-aswp.org/data/2007-0330.pdf))。これらの症状は、慢性疲労症候群(CFS: https://mecfsj.wordpress.com/me)、線維筋痛症(FM: http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/FMS/CPGs2013_FM.pdf)、起立性調節障害(http://www.rehab.go.jp/ddis_pdf/105m.pdf)、HANS(http://www.yakugai.gr.jp/topics/file/20151123%20Nishioka.pdf)などの診断基準に挙げられている症状とよく似たものが多く含まれています。また、頭部CTスキャンや最新のMRI検査でも症状を説明できるハッキリとした異常が見つからないことも共通しています。そのために、「脳脊髄液減少症」だけでなく、専門医によってこれらの疾患と診断された患者が当センターを受診されることもあります。理由はよく分かりませんが、「脳脊髄液減少症」に対して行っている簡単な治療により、多くの患者で様々な症状が改善しています。

 特発性正常圧水頭症も「脳脊髄液減少症」も、脳脊髄液という、脳と脊髄を浮かべている無色透明な液体が症状の発現に関与していると考えられていますが、CTやMRIなどの画像検査だけを見ていては診断が難しい病気です。 

特発性正常圧水頭症

歩行障害、尿失禁、認知症の3つを主症状とし、これを三主徴(iNPH trias)と呼んでいます。これら3つの症状が全て揃う場合もありますが、歩行障害のみ、または頻尿のみという場合もあります。

脳脊髄液減少症

症状は様々です。軽度外傷性脳損傷、慢性外傷後頭痛、子宮頸癌ワクチンの副反応(子宮頸癌ワクチン関連神経免疫不全症候群、HANS: HPV Vaccine Associated Neuropathic Syndrome)、起立性調節障害、線維筋痛症、慢性疲労症候群なども診察します。

診療日について

診療日

毎週 火曜日・水曜日・木曜日午前中

症状が気になる方
まずはご相談ください

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ご来院いただく前に電話での確認をお願いしております。

受付時間 平日 9:00~16:00 (土曜日・日曜日・祝日 年末年始を除く)
電話番号 03-3869-2338(正常圧水頭症センター 直通)
F  A  X 03-3675-1213

 住 所 東京都江戸川区西葛西7-12-7

社会医療法人社団 森山医会
東京脳神経センター病院 正常圧水頭症センター
秘書 齊田 育枝(サイタ イクエ)

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